リトアニアについて

春 迅る

みなさん

こんにちは

 

遊牧民的定住者シンイチです。

 

リトアニアはもう暖かくなりました。

日中は20度を超える日もあります。

 

春の悦び

 

という言葉はよく言われます。

 

春は嬉しい

春は暖かい

春は幸せ

 

厳しい冬を越えて、やってくる春は神の恵みとさえ感じられます。

 

 

 

私は最近まで「春の悦び」を深く感じたことはありませんでした。

東京に住んでいて春は感じられなかったのです。

 

20年以上生きていて、初めての春でした。

 

 

住む国が変わるというのは不思議なものです。

いや、東京が不思議なのかもしれません。

 

 

リトアニアにいて感じることは、春が「劇的」であることです。

 

 

暖かくなった最初の週末。

公園には人が溢れていました。

 

子供を連れた家族が

カップルが

みんな楽しそうに太陽の下にいました。

 

色々な声が公園で交差しています。

冬を乗り越えた枯れ木の上に、春の陽が差し込みます。

 

 

ビリニュスの中心には「大聖堂」と広場があります。

冬にはそこに人がいるところなど見ませんでした。

 

しかし今は違います。

 

リトアニアにこんな人いたの?!

 

ってくらい多くの人が広場でくつろいでいます。

 

啓蟄に生命が地中から溢れ出るように。

なんとも生き物っぽい感覚です。

 

TSエリオットの「荒地」という詩があります。

冒頭彼は以下のように述べます。

 

四月は一番残酷な月だ

 

 なんかちょっとわかる気がします。

 

リトアニアの春はあまりにも生き物じみていました。

 

さて、一方東京はどうでしょうか。

僕には「劇的」な春ではありませんでした。

 

春はいつの間にかきて去って生きました。

 

そこらへんの感覚の違いというか、

感覚の開き具合みたいなものは、

リトアニアに来て初めてわかったものです。

 

違う国の「四季」を体験してみるのも

楽しいものです。

 

ではまた

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