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【ワタリウム美術館主催】大拙を体験する#1 ゲスト:安藤礼二氏

ワタリウム美術館『大拙を体験する#1』ゲスト:安藤礼二氏

2019年5月17日にワタリウム美術館で『大拙を体験する』#1が行われた。スピーカーは安藤礼二氏で、鈴木大拙の知性がどれほど今の文化に影響を与えたかをまさしく「体験」する機会となりました。

形式的で堕落した仏教を刷新する

大拙が20代の頃に、形式的で堕落した仏教を刷新すると言っています。20代の時点でこのように考えていたともうと驚きです。そのうえで、彼は次のように語っています。<もし、現在のキリスト教が再構築されるならばそれは旧い仏教となり、旧い仏教が再構築されればそれは未来の科学という宗教になるということを>。

この言葉を説明できるまでに理解できてはいないのですが、キリスト教に関しては神智主義が重要になり、新しい科学には進化論が重要になることをメモしておきます。

鈴木大拙が研究した「東宝仏教」と、その「心」の構造

英語でキーとなる文章が2つあります。

“All Things are Nothing but Mind”

“All Beings have the nature of Buddha”

ここで言及される「心(MIND)」についても詳しく理解できてから追記していこうと思っています。

仏教というカテゴリー以上のつながり

今回の講座で特筆すべきなのが、鈴木大拙論が仏教に限定されていないところです。南方熊楠の年金から、民藝、ビートニク運動からジョン・ケージの「沈黙」まで鈴木大拙の関係は及びます。

例えば戦後に「仏教の大意」という書籍が出版されます。その本をもとにアメリカで行われた講演会に参加していたのがジャック・ケルアックとアレン・ギンズバーグです。

また大拙が英語教員時代にスウェーデンボルグについて熱心に勉強したと冴えれています。彼は仮死状態を体験し、天使を観たといいます。その彼について勉強しながら英語教員を知ていた時期の生徒が柳宗悦です。

自分が民藝を松葉舎で習っているときにもっとも登場するのが柳です。彼は民藝思想に至る前はウェイリアムブレイクについて研究していました。

安藤礼二氏によれば、鈴木大拙の研究史た東方仏教は芸術、宗教、哲学といった様々な分野に影響を与えてきたそうです。

安藤礼二氏の講演は本当に広範に広がっており、理解するのにまだまだ時間がかかりそうです。
これからも数日かけて頭の中を整理できたら、またこの場を借りて考えたことなども加えて記述していきたいと考えています。では。

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