昔から日々の生活の荷物を旅の荷物と一致させたいと考えていました。
自分が旅行に持っていけないものは、家に置かない。
なるべくそうしてきたのですが、今回の旅で「旅の荷物と日常の荷物をなるべく近づけるけど、100%一致しなくてもいい」と思うようになりました。
旅に持っていけるだけの分量で生活したい
例えば、27インチのディスプレイはあると便利ですが、旅行に持っていくことはできません。せいぜい持っていけても、ノートパソコンくらいです。
この基準でいくとガラスのコップは使えませんし、所持できる荷物はどんどんと少なくなっていきます。
一時期「断捨離」や「ミニマリズム」が流行ったときに、私もなるべく荷物を少ないと考えていたのです。
そして、可能であれば旅に持っていけるだけの分量で生活したいと思っていました。
世界15カ国くらい旅して、荷物は少ない方がいいと気がついた
きっかけは世界15カ国ほど旅したことです。
移動が多い生活の場合、なるべく荷物は少ない方が楽だとしみじみと体感しました。
例えば、飛行機から降りてすぐに観光しようと思っても、荷物が重いと一度ホテルにいきたくなります。
ホテルにまず荷物を置きにいく、というのは短い観光の中で結構な時間のロスなのです。
そこでここ数年間は旅の荷物は自分の荷物のすべてになるように努力してきたつもりでした。
新型コロナウイルスの影響で家にいる時間が長くなる
しかし今回新型コロナウィルスの影響で旅行することも難しくなり、さらに外出すること自体も難しくなってきました。
そこで自宅で仕事をする快適な環境揃えるためにディスプレーやキーボードなどを揃え、さらには普段使っていなかった手帳や日記帳も使うようになっていきます。
例えば27インチのディスプレイを使用すると画面が大きくて見やすい上に、姿勢も改善され体調に良い影響を及ぼします。
また私が使用しているディスプレイはペーパーライクな仕様になっておりそのおかげで目が非常に疲れにくいのです。
旅先に持っていけないものは全て不要である(極端)
以上のようにディスプレイには自分に良いメリットがあるのですが、結局持ち運ぶことができません。
「旅先に持っていけないものは全て不要である」と考えると、自宅に置いてあるディスプレイも照明も無駄になってしまいます。
そこでいちどディスプレイをしまい、自宅でノートパソコンだけで仕事をしたこともありました。
でも結局のところ家でやるときに楽なのはディスプレイがある方です。
これは他の事にも言えて、紙のノートで日記を書きたい思いがあるからノートに書くのです。
旅の荷物と日常の荷物をなるべく近づけるけど、100%一致しなくてもいい
ディスプレイや日記帳は確かに旅先でもっていく事はできないかもしれないけれど、家に置いておけば日常的に使うことができます。
そのように考えると、「旅先に持っていかない=無駄」ではなく、自宅での快適さというものもあるので一概には言えません。
家と旅は分けて考えつつ、その間のギャップを減らしていこうと思うようになりました。
memo
「旅の荷物はなるべく少なくしたい」
「旅行に持っていけるだけの荷物が、自分にとって必要最低限の荷物である」
そのように考えるきっかけとなったのは、ドミニクローホーさんのこちらの本です。
今までたくさん「ものを減らすこと」に関する本を読んできましたが、このかたの本が一番語り口が優しくて、さらっと読める本でした。