「あと(Ulyseesは)選択したところが青くなったりするのがイヤ(笑)。」
この言葉は千葉雅也さんが以下の本で語っていた言葉です。
()内は私の補足なのですが、Ulyseesというのはテキストエディタのことです。スマホ、タブレット、パソコンで同期できて、シンプルなデザインが人気。
私も以前は使っていたツールです。
そんなUlyseesに対して、千葉雅也さんが語った「イヤ(笑)」という言葉がとても印象的でした。
些細な自分の違和感に気がつく
文章を選択したときに青くなるのは、あまりたいしたことではないようにも思います。通常仕事をしている際には気づかないような些細なことです。
しかし些細な感覚や違和感はとても大事です。
自分がなんとなく気になっていること、しかもほとんど意識に上らないような違和感を解消すると、自分の行動の風通しがよくなると感じます。
執筆ツールの変化
例えば私は千葉さんの本を読んでから、執筆ツールをかえました。
今まではGoogleDocumentだったのを、ScrivenerとWordに変更したのです。
すると文章を書くスピードがどんどんと速くなっていきました。
なぜかと考えてみると、1つにはGoogleDocumentがあまり美しくなく、気乗りしないことがあげられます。
天下のGoogle様のツールに文句をつけるわけではないのですが、汎用的であるがために便利で、汎用的であるがために自分にフィットしないわけです。
そこがScrivenerに移行してからフィットするようになりました。
書いていてフォントや、レイアウトが心地いいサイズ感なのです。
小さな違和感を解きほぐす
さてここまでごく個人的な一つの体験談を紹介したわけですが、きっと身の回りのことでも応用できるアイデアだと思います。
例えば先日、夜9時頃に急に睡魔が来ました。普段なら無視して12時頃まで起きているのですが、今回は睡魔に身を任せて寝てみました。
すると午前4時頃に目が覚めて、なんだかとても心地がよかったのです。
自分が普段触れるツール、もの、そして身体。
それらが感じた微細な違和感を大事にしたいと思います。