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どうしようもない現実の中で狂う:「浅野いにおの世界展」感想

みなさんこんにちは。しんいちです。

先日は「浅野いにおの世界展」に行ってきました。

 

浅野いにおさんは「ソラニン」という作品で最も有名です。この作品は宮崎あおいさん主演で映画化もされました。

ソラニン

ソラニン

 
ソラニン 新装版 (ビッグコミックススペシャル)

ソラニン 新装版 (ビッグコミックススペシャル)

 

 

わたしは「おやすみプンプン」という作品が大好きで、その後、浅野いにおさんの漫画にどっぷりとはまることになります。

 デジタル漫画家として限界に挑戦し続ける

浅野いにおさんの作品で最も特徴的なのがデジタル漫画家であることです。

彼の漫画の背景は写真をPCに読み取り、そこから加筆して書いています。
作品を見てみるとわかるのですが、背景の細かさが異常です。

現在連載中の「デッドデッドデーモンズデデデデストラクション」(以下デデデ)は「今までのデジタル技術の集大成」とも言える作品だそうです。

とてもリアルな細かい背景とポップで現実味のないデザインのキャラクターの組み合わせが「デデデ」の魅力の一つにもなっています。

デジタル絵だからといってアナログで描くと絵がうまくないというわけではありません。

これは展示前にライブドローイングが行われた際に描かれた絵です。

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キャラクターで遊べるのはちゃんとした画力あってこそなのだと改めて感じました。

若者に絶大な人気を誇る浅野作品

今回会場に行ってみると、ほぼすべての来場者が20〜30代くらいの若い人でした。
上記の記事でも「若者支持NO.1は本当化?」とかかれています。

私も現在20台半ばですが、プンプンに出会ったのは20歳の頃です。

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あのときなぜ自分があそこまで惹かれたのか。
なぜ20代前後の若い人の支持を集めるのか。

一言で言うと

「現実世界のどうしようもなさと、その中で狂っている」魅力だと思います。

彼のすべての作品は常に現実です。
やりきれない現実。理不尽な現実。

そんな中で登場人物は普通であるはずだった。
しかし人と関わる中でなにかがおかしな方向に変わっていく。
狂っていく。

 

現実世界で私達はいろんなルールやしがらみに縛られています。

そんなルールを壊して、狂えるキャラクターたちに魅力を感じ、そして憧れを感じているのでしょう。

それが若い人の感じる社会へのやり場ない気持ちとマッチして、支持を集めているのではないかと思います。

 

機会があれば、浅野いにおさんの作品を手にとって見てください。
そしてお時間があれば、14日までの展示に足を運んでみてください。

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イベント概要

タイトル:「画業20周年記念企画 浅野いにおの世界展~Ctrl+T2~」
期間:現在開催中【2018年12月21日(金)~2019年1月14日(月・祝)】
場所:2018年12月21日(金)~2019年1月14日(月・祝)
料金: 一般 税込1,000円、中・高生 税込800円 ※小学生以下無料

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