本をなかなか読み進められないという人のために、今日は蛍光ペンで本の進捗を管理する方法をご紹介します。
この方法で私はゆっくりと、しかし着実に1冊の本を読破することができるようになりました。速読とは真逆の方法ですが、長い本を読む人などにおすすめです。
結論から言いますと
1章読み終わったら、目次の読み終わった部分にマーカーをひく
ただそれだけです。
少しわかりにくいかもしれないので、写真をご覧ください。
この方法を使うと読書のモチベーションが上がるだけでなく、1冊を着実に読み終えることができるようになります。
目次マーカー式読書法について
私は一冊の本を少しずつ読み進めることができませんでした。なんだか途中で次の本に手を伸ばしてしまうのです。
Aという本を読んで、途中でBという本を読んで、そのBの途中でCを読んで…と繰り返すうちに、Aのどこまで読んだかがわからなくなる。内容が思い出せてもピンとこない。
結局長期にわたって1冊の本を読む場合、途中で飽きが来てしまうことが多いのです。どこまで読んだかなイメージがなかなかわかんないため、本に対するモチベーションが下がってしまうということがありました。
そこで最近では目次に蛍光ペン引くことにしたのです。
そうすると、いつの間にか2週間はたまた1ヶ月かけて1冊ずつ読むことができるようになりました。
現代の日本人は本を1冊も読まない人が多いという中で、月に1冊でも本を読むというのは非常に大きなメリットになるはずです。
この「目次マーカー式読書法」に至ったのはいくつかの要因があります。
目次マーカー式読書法のポイント
- 読むにつれポイントが絞られていく
- 毎日5分程度だけでも読み進める
- 目次をトラッカーとしてモチベーションを上げる
読むにつれポイントが絞られていく
もともと本に黄色い蛍光ペンで線をひいて読書していました。書き込みをして読書をするというやつです。
この方法は自分が所属している、松葉舎で教えてもらった方法です。同じ本を3回読むとして、下記の色で塗っていきます。
1回目:黄色のマーカー
2回目:オレンジ
3回目:ピンク
黄色いマーカーの中で更に重要だと思うところに、オレンジ色のマーカーを引き、オレンジ色のマーカーの中で更に重要だと思うところを、ピンク色のマーカーで塗るという方法です。
この方法を使うと、どんどんと本の中で重要なポイントが絞られていきます。
毎日5分程度だけでも読み進める
また今年に入ってから、毎朝少しずつでも本を読む習慣を作りました。
5分から10分ぐらい、朝食後に本を読むことにしています。
最初は松岡正剛さんの千夜千冊エディションから始めました。毎朝1つ読んでから仕事に向かうようにします。
続けるコツはいつ読むか決めることです。歯を磨いた後なのか、朝食後なのか、はたまた朝食を食べながらなのか。
当時はボールペンで目次にチェックマークをつけるだけでした。
ところが、ある日いつも蛍光ペンを使っているのだから、目次にそのまま塗ってしまえばいいんじゃないだろうか。
そのように考えて、今年今月の初めから少しずつ実践しています。
目次をトラッカーとしてモチベーションを上げる
では、なぜこのマーカーで塗る方法だと読書が早く進むのでしょうか。
1つ目はマーカーのインクと本を読む回数を分けているので何回読んだかが視覚的に分かるということです。
また目次を塗りつぶしていくというのは、習慣トラッカーの応用です。習慣トラッカーとは下記の写真のようなものです。
自分が維持したい習慣をカレンダーに書き、できた日に蛍光ペンで塗りつぶしていくものです。
これには
- リマインダーになる
- 習慣が続いていると、明日も頑張ろうと思う
- 達成感が積み重なっていく
などのメリットがあります。
読書の目次をマーカーで塗るというのは、習慣トラッカーに近い効果を発揮するのです。
最後に
「目次マーカー読書法」は読書が続かないという方に大変おすすめの方法です。
1章読み終わったら、目次の読み終わった部分にマーカーをひく
ポイントは毎朝1章だけ必ず読むと決めておくことです。
最初は「1章なんて少ないな」と思うかもしれません。しかし、一気に本を読もうと思うと意外と進まずに途中で投げ出してしまうことが多いです。
私の場合、この方法だと最後まで読みきることができました。
今年こそ、本を読む習慣をつけたいという方におすすめの方法です。
目次がどんどんオレンジ色ピンク色に潰されていくのは結構楽しいものですよ。
- 読むにつれポイントが絞られていく
- 毎日5分程度だけでも読み進める
- 目次をトラッカーとしてモチベーションを上げる
備考:
読書について様々な本を読んできました。
個人的にオススメなのが、松岡正剛さんの「多読術」という本です。
この本では蛍光ペンについては書いていませんが、本を読むときの姿勢を学ぶ事ができおすすめです。