こんにちは。しんいちです。
先日、三鷹の森ジブリ美術館に行ってきました。
今までジブリ美術館には三度ほど行ったことがあります。
不思議なのですが、何年も前に行ったときはもっと大きい美術館だと思っていました。でも今は思ったより小さくてとても不思議な感じになりました。
自分の成長を感じると共に、あの頃の自分とはもう違うという寂しさも感じます。
今回は
・企画展示「映画を塗る仕事」展
・土星座上映作品:『やどさがし』
・ジブリ美術館の感想
以上三点観ていきたいと思います。
企画展示「映画を塗る仕事」展
映画の中での色の役割は、その架空の世界にリアリティを持たせることと大きな関係があります。
特に、動く絵に塗られた色は、限られた色数でも工夫によって、キャラクターに生き生きとした実在感を与え、その心情をも伝えることが可能になるのです。スタジオジブリのアニメーションの礎を築いた故・高畑勲監督や宮崎駿監督は、商業アニメーションの黎明期から、「登場人物とその日常を丁寧に描き、実写とは違ったリアリティをもたせることで、観客の心に訴えることができる作品」を目指してきました。
実際の作品作りでは、現実を写し取るための風景を選び、光の当て方で時刻や天候を表現し、物の材質や質感といったディテールさえも感じられるような色を選ぶなど、作品世界をより豊かにするための工夫を重ねてきたのです。本展示では、両監督が表現してきたもの、そのこだわりを彩色の面から解き明かしたいと思います。
特に、両監督を支えた色彩設計の故・保田道世さんの手腕を、当時のセルを用いて紹介します。
デジタルによる着彩やCGによる画面作りが主流になった昨今、セル絵の具による限られた色数の中で、監督からの要求に最大限に答える努力を惜しまなかったスタッフの知恵と工夫を間近に見ていただき、色で‟何が表現されたのか”を感じ取っていただければと思います。ー公式サイトより
こちらの展示ではジブリがいかに色にこだわってきたかを見ることができます。
昼と夜、日向と日陰で色は変わります。
波しぶきも状況によってはポップに描いたり、繊細に描いたり。
普通に映画を見てしまいますが、1つのシーンごとにジブリの技術の粋が集められている。そしてそれは途方もない作家さんたちの努力によってなし得られているということを改めて感じました。
土星座上映作品:『やどさがし』
元気な女の子のフキは、新しい家をさがしに旅に出ます。大きなリュックにいるものはみんなつめて、さあ出発。
次々と出会う奇妙なものたちをフキはどうやって切り抜けていくでしょう。セリフがほとんどなく、すべての音声(音楽・効果音・セリフ)を人の声だけで表現します。
また、画面に場面に沿ったものの動きや様子・音をあらわす文字が現れるという珍しい作品です。
この作品は始めてみました。
すべての効果音を人の声でやっていて、その上に効果音が漫画のように画面に表示されては消えていく。
主人公の少女フキ(公式サイトで初めて名前をしりましたw)は、旅する中で様々なモノと出会います。
子供の頃、水木しげるさんの妖怪図鑑が好きでした。
自分の目に見えない周りにあんな個性豊かなキャラターがいると思うと毎日ワクワクしていました。
森に入る時、その何かがいると思っていました。自分の耳元で、目に見えない何かが耳にささやきかけていると恐れました。
そういう感情を久しく感じていませんでした。
東京にいると特に。
目に見えない何かを感じていた、もしくは勝手に想像していた子供のころの心のさざめき。そういうものを思い出させてくれる、ジブリの良い作品の一つです。
ジブリ美術館の感想
子供の頃のワクワク。
子供の頃のドキドキ。
子供の頃の怖さ。
子供の頃の楽しさ。
ジブリはそういったものを思い出させてくれます。
ジブリ美術館いくと、
「あ!あのキャラクターのあのシーンだ!!!」と楽しむことができます。
ジブリ好きなら行って損はないと思います。
昔感じたあの気持ちを感じに、足を運んでみてください。
個人的に最高なのは『ナウシカ』の漫画Verです。
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