日常と旅/ハレとケ:箱根を旅して考えたこと

こんにちは。しんいちです。

昨日今日と箱根旅行に行ってきました。

都市と自然

箱根の強羅という場所に宿をとりました。

山の中腹ほどにある温泉地帯で、自然に囲まれた素晴らしい土地です。(坂がきついのがたまに傷ですが)

今朝は5時に目が覚めて、部屋から朝日が昇るのを見ていました。

朝日が昇ると鳥が鳴き始め、顔に当たる朝日がジワッと暖かくなる。朝日を直接に浴びたのは久しぶりの経験です。

東京ではビルに阻まれて朝日を浴びるなんて経験はなかなかできません。しかも部屋にいながら浴びれるとは贅沢な経験です。

東京にいると感じにくい自然の気配を存分に感じることができました。

ハレとケ

ちょうど最近読んでいた本に「絶対に死ぬ私たちがこれただけは知っておきたい健康の話」という本があります。

この中で「ハレとケ」についての記述がありました。

ご飯をたくさん食べたり、夜遅くまで歌って踊って、そういうことは「ハレ」の日に当たります。

しかし私たちは毎日のように夜遅くまで起きたり、たらふく食べたりしています。

つまり「ハレ」が日常的になっているということです。

旅はハレにあたります。

今回の旅は、本を読んだことで「ハレとケ」を非常に強く考えることになりました。

旅と家

東京にたどり着いたのは午後七時頃。

夕食の時間だったので、ご飯を外で食べるか、家で作って食べるか悩む。

ご飯を炊いて、レトルトのカレーを食べることにしたのです。

材料を買って帰る道すがら、箱根のどこで食べたご飯よりも、普段食べていた家のご飯が一番落ち着くなと感じました。

自分は旅をしながら暮らしたいとずっと思っています。それでも、やはり落ち着いた家があるのも素晴らしいです。

旅をして帰りついたときに改めて家の大切をしる。先ほどのハレとケの話でもそうですが、旅というハレがあればこそ、日常のケの素晴らしさを再度理解することができます。

帰り道を歩きながら、忌野清志郎さんの歌にある以下のような一節を思いだしました。

夜道を一人で歩いていたら

どこからか何やら カレーのにおい

僕もこれから帰るんだよ

湯気がたってる暖かい家

素晴らしきこの世界