大学の授業についていけない理由とその対策
- 英語が早くて先生が何を言っているかわからない
- 授業の内容がわからないため、先生に意見を求められても何も言えない
- そもそも授業範囲もわからない
リトアニアで一年間乗り切った筆者の経験から、これらの悩みの解決方法をお伝えします。
筆者は授業についていくためにいろいろな工夫を自分でしてみました。その経験から考えた授業についていけない理由3つと、その対策です。
<見出し>
- 授業がわからない理由3選とその対策
- 先生やクラスメイトに相談するのが一番大事
- 留学に行く前になるべく土台を作っておく
この記事を読むことで、授業についていけない時の対処法がわかります。現在留学中で授業が分からなくて困っている人の参考になれば幸いです。
授業がわからない理由3選とその対策
個人的な体験から留学先の授業についていけない理由は3つあると思っています。
- 英語脳ができていない
- 発音がわかっていない
- そもそも前提知識がない
順番に説明していきます。
英語脳ができていない
英語と日本語は主語述語等の順番が違います。
日本語:私は ペンを 持っています
英語: 私は 持っています ペンを(I have a pen)
リスニングをするときに、いちいち頭の中で英語の順番から日本語の順番に置き換えて理解をしていたら大変です。
どういう意味かと言うと、以下のように段階を踏んで頭の中で考えるのです。
相手:I have a pen
自分:私は 持っています ペンを
→私はペンを持っています
しかし、英語の順番で頭から理解できるようになると
相手:I have a pen
自分:私はペンを持っています
途中で文章の順番を変えなくても理解できるようになるのです。
この、「文章の順番を変えなくても理解できる」力が英語脳です。
英語脳を鍛えることで、リスニングでの理解が格段に早まります。
英語脳を作るのに最も最適な学習方法は音読です。詳しい勉強法は下記の記事に書いてありますので参照してください。内容としては中学生レベルの簡易な文章を100回音読するというトレーニングです。
発音がわかっていない
有名なのは「L」と「R」の発音の違いですよね。
これ以外にも英語の発音というのは日本人の発生と口の使い方が異なるため、習得・理解に時間がかかります。
非常に単調ですが、英語の発音専門のテキストを一冊終えておくかおかないかではかなりその後の学習の進み方に違いがあると思います。僕が昔の自分に教えるとしたら、なるべく早い段階で以下のテキストのような発音のテキストを完了させることをすすめます。
その上で、音読やリスニングなど様々な内容を聞いていけばいいと思います。
そもそも前提知識がない
授業で取り扱われている内容のを知らないのも苦労する原因の一つです。
例えば、シェイクスピアの授業で「リア王」や「ハムレット」といった作品の名前を知らないと全く授業が進まないと思います。
他にもホロコーストの授業でも「ホロコースト」という単語を知っているかどうか。アウシュビッツや、当時の時代背景を知っているかどうかで、授業の理解がかなり変わります。
なので、授業を選択したらそのテーマとなっている題材を日本語でネットで調べておくことをおすすめします。例えば、ウィキペディアでざっくりと確認して、その後ウェブサイトを数記事読んだり、You Tubeやドキュメンタリーを観たりとか。
そのような自習をしておくかしていないかでかなり理解に差が出ます。
加えて、ある程度理解が進んだら英語のテキストで勉強します。
大部分の授業ではPDFや紙で資料が配られるのでそれを読み込みます。
わからない単語を調べておくだけでも、授業の理解が格段に進むのでおすすめです。
その他の対策
- 音読トレーニングで英語脳を作る
- 発音の練習のテキストを終える
- 日本語→英語の順で予習する
上記3つの対策に加えて、娯楽の時間も勉強にあてる工夫をしていました。
それは英語のコメディドラマを字幕無しで見るということです。
私がずっと観ていたのは「フレンズ」というドラマです。
これはNetflixやアマゾンプライムで見ることができます。
これらのツールは優良なものなのですが、無料ならば
- TED
- You Tubeの短い字幕付き映像
などがおすすめです。
先生やクラスメイトに相談するのが一番大事
今まで様々な対策を書いてきましたが、基本的に一番大事なのは先生とコミュニケーションを取ることだと思っています。先生たちも留学生が理解できているかどうかなど、気にしてくれている人が多いです。なので、こちらから授業の前に「リスニング力に不安がある」ことや、各授業でわからないところを確認しに行くなどをすることが大事です。
また、分からなかった内容を気軽に聞ける友人がクラスに1人でもいると安心感が違います。休んでもどんな内容で、宿題がどこなのかとかがわかるだけでもだいぶ気楽です。
英語を伸ばす一番のコツは実際にコミュニケーションをとることですのでおすすめです。
留学に行く前になるべく土台を作っておく
最後に、やはり大事なのは留学の前に土台を作っておくことです。
海外の授業は難易度が高いと感じます。それを英語で聞いて、理解するのは大変困難です。それを乗り越えるには、最初から英語の準備をしておいたほうが、楽になるのは明白です。
こちらに英語の学習の方針をまとめてありますので、よかったら参考にしてください。
まとめ
この記事では海外に留学に行ったときに授業についていけない理由を3つと、その対策についてまとめました。
理由としては以下の3つです。
- 英語脳ができていない
- 発音がわかっていない
- そもそも前提知識がない
そしてその対策としては、
- 音読トレーニングで英語脳を作る
- 発音の練習のテキストを終える
- 日本語→英語の順で予習する
- 先生やクラスメイトに相談する
- 事前準備をしっかりしていく
というものが挙げられます。
ここで挙げた対策を実行すれば、すくなくとも授業についていくことは可能です。私はこの方法でなんとか乗り切りました。
この記事が留学中に授業についていけないことを悩んでいる人の手助けになれば幸いです。



















