日々のこと

2019/12/06:東南アジアから帰ってきて1週間

東南アジアから帰ってきて1週間が経った。こちらに来てからの時間はあっという間だ。

いつの間にか12月に入ってしまった。正直もう東南アジアが懐かしい。

まず東京は寒すぎる。冬という季節は好きなのだけど、あの肺が震えるような寒さの日には、常夏の国が懐かしくなる。

寒い季節と関係しているのか、朝起きれなくなった。タイでは6時起きとか普通にできたのに、今では全くできない。

朝起きる時に暖かい布団から、わざわざひんやりとした外界に出たくない。

動物は冬眠する時期だし、人間も少しくらい眠り偏重になつわてもいいだろう。

東南アジアの活気ある空気も懐かしい。まず、日本に帰ってきて感じるのは高齢者の多さだ。

電車に乗ると高齢者の方がたくさんいることに気づく。タイの電車では、若い人ばかりでお年寄りなはあまり見かけなかった。

日本にいたころは少子高齢化とか言われても、何もピンと来なかったけれど、今ならわかる。

東南アジア諸国に比べて日本には活気が少ない。

これは、都市全体の空気としても活気がない。

若い人が少ない、というだけではないと思う。日本の電車に乗っていると、健やかな顔の人に出会うことがまずない。

辛そうだったり、スマホゲームに熱中していたり。肩がぶつかっても気にしなかったり。

朗らかさや、笑顔とか、東南アジアでは見られたものが東京ではあまり感じられない。

10月から東南アジアにいたのだが、その間に渋谷の町が変化していた。渋谷スクランブルや渋谷パルコがオープンしていた。

あの、大型ショッピングモール的なのが林立する形はバンコクに似ていなくもない。

今や東南アジアの国の後を追って発展するのが日本なのかも。

そして日本には変な重量がある。日本から他の国に行くのがなんとなく行きづらい感じだ。

もちろん家族や友人がいるので離れ難いということも考えられる。2本は衛生的に綺麗だし、治安もいい。ダイソーもあるし、質がいいものがたくさんある。でも、それだけじゃない、外に行かせてくれない重量がある。

これは若者が少ないこととか、活気がないことと関係している。停滞していると言ってもいいのかもしれない。

酸素が薄い空間にいるような感覚だ。