旅は飽きてからが楽しい

こんにちは。しんいちです。

今回は旅について書こうと思います。

先日熱海旅行に行ってきました。熱海にいくのは此の一年で3回目です。

なぜそんな同じ場所にいくのか?と聞かれると

もう「好きだから」としか言えないのですが。

3回目の熱海ともなれば、有名な観光地は大部分行っています。

「どこ行けば良いのか?」という質問を何度も繰り返しましたが、

実は最も楽しい熱海旅行になりました。

旅は飽きてからが楽しい

旅行の目的と言えば、有名な観光地を回るのが一般的ですよね。

フランスのパリに行けばエッフェル塔、凱旋門、ルーブル美術館。

イタリアのローマに行けばコロッセウム、ローマの休日のスペイン広場。

東京なら浅草や渋谷でしょうか。

有名な観光スポットへ行き、楽しみ、そこでご当地料理を食べる。

義務感がない

義務感がないというのは大きいと思います。義務感というのは「せっかく」旅行に来たのだからあれもこれも楽しまなきゃ、という姿勢です。

例えばパリに三日間旅行に行ったとします。

3日間ではまったくパリの魅力を感じきるには足りません。

ルーブル美術館だけでもじっくり見れば3日間かかります。

それでも三日間しかなければ、急いで全てを回ろうと綿密な計画を立てます。

朝はコーヒーを有名なカフェでいただき、その足でポンピドー・センターへ。90分で大体の作品を見て回り(とうてい90分じゃ足りない)、セーヌ川沿いに。川沿いを歩いて、ルーブル美術館へ。そこも数時間で観て、オランジュリー美術館に行き、睡蓮をみる。そして、日が少し陰ってから凱旋門とエッフェル塔を観て一日を終える。

うん。忙しいスケジュールですね。

でも僕もヨーロッパを回っていたときはこんなスケジュールでした。

これ観光地を巡っているので楽しいのですが、途中でスタンプラリーをしているような気分になります。

でも例えば二週間の旅行で、一週間も観光したら、一応の観光地は全て観て回れるでしょう。そうづると、もう見て回らなければならない場所もありません。むしろ、仕事をしたり、一日カフェで本を読んだりとすることができます。なんというか、日常の延長線上に旅がくるのです。

そうすると義務感がなく、ゆったりとした日々を過ごせます。

興味ないと思っていた場所が楽しい

熱海では来宮神社という神社が一駅離れたところにあります。

少し距離があったので今まで行かなかった場所なのですが、今回は見る場所もなかったのでいくことにしました。そこには樹齢1300年以上とされる大木が残っており、荘厳な姿を見せています。その美しさといったらありません。

今まで避けていた経験を、優先順位の低かったものに手を付ける気になります。

そうすると、自分が思っていたよりも楽しい経験ができる。

「時間もあるし、ここもいってみるかぁ」と視野が広がるような感じですね。

心に余裕がある状態とでも言うのでしょうか。

長すぎるのも少し飽きてしまう

だからといってず〜っと同じ場所にいるのも疲れてしまいます。

リトアニアに一年いたときは、一年あるから行かなくていいや〜、とあまりいろんな場所を回らずにきました。帰る直前に以外と行きたいところが思いついたりします。

まずは一ヶ月、もしくは2週間でもゆっくりした旅をするといいかもしれません。

一泊二日では観光地を回るのに精一杯です。

暮らすように旅するために、まずはゆったりとした滞在をメインに今後も旅をしていきたいと思います。