自分は本棚にたくさんの本を積ん読している。
それこそ何百冊あるのかわからない。
自分でもなんでこんなに読み終わっていないのに、本を買うのかがわからなかった。
1冊読んだら、また1冊買う。
そうすれば積ん読は増えていかないのに、何冊も本を買ってしまう。
どうしてだろう。
まず最初に自分の読書に対する見積もりの甘さを最近感じた。きっかけはこの本である。
この本の内容は、いま考えている資本主義、テクノロジーの未来について、そしてブロックチェーン技術について考えるのに様々な刺激を与えてくれる。
そして一読しただけでは内容がつかみきれない。
この「一読だけでは内容がつかみきれない」というのがポイントだ。難しいから何度も何度も読み返す。一冊をそれこそ咀嚼するように。
そうしていくうちに、少しづつ輪郭がつかめてくる。
この本にたどり着くまで、一回読んで理解できたと思いこんで、「ハイ次」という読み方をしていた。
浅い読み方になっていたと思う。
この背景には、積ん読が関係している。
早く次の本を読まなくては、と私を焦らせてくるのだ。
積ん読→本を早く読まなきゃ→1回で浅い理解→知識が身につかない→新しい本に手を手に取る→積ん読→…
という悪循環になっていた。
まだ相変わらず何冊も本を買ってしまうことが多いけれど、これからは1冊に触れる時間を長くしていきたい。
実際に今読んでいる「未来への大分岐」は2周めに入り、どんどん自分の中の知識が引き出されているのを感じている。
年末年始も近づいてきた。
この機会に、じっくりと一冊の本に向き合ってみてはどうだろうか。
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