こんにちは。しんいちです。
僕はかなり漫画好きなのですけど、今一番好きな漫画は「キングダム」です。
この漫画は、中国の「始皇帝」が中華を統一するまでの物語です。現在52巻まで出版されています。
始皇帝が中国を統一するまで、中華には秦を含めて7つの国が乱立していました。秦の始皇帝はその他6国を支配することで中華統一を成し遂げたのですね。
7国はバラバラの貨幣を用いていた
当時の中国では国ごとに異なる貨幣が流通していました。その形態は国、地域によって異なり、斉・燕では刀銭、韓・魏・趙では布銭、楚では蟻鼻銭、秦では半両銭が流通しました。
かなり独特な形をしていますよね!
特に刀の形なんて不便そうです笑
実際に貨幣というと、このような青銅貨幣を思い浮かべるかもしれませんが、実は他にも「貨幣」として利用されたものがありました。
これら青銅貨幣は「税金」としての意味合いが大きかったと言われています。国が管理しやすいようにということですね。
では他の貨幣とは何か。
銭以外に、黄金や布帛(織物)も価値を持っていました。
貨幣の呪術性
貨幣は呪術性があると考えられます。
実際に「キングダム」の時代に使われていた「半両銭」の形は、上図のように五円玉みたいに穴が空いていました。しかし穴の形が四角くなっていたのです。
この形には意味があります。
四角は大地
円は天
を表していました。
貨幣に天と地を見出す、古代の人の意識に感動すら覚えました。