こんにちは。
2021年になってはや3日。もう明日からお仕事という方も多いかもしれません。
今回の記事では2020年に読んだ本の中から『印象に残った本』『おすすめの本』を理由とともに紹介していきます。
昨年はあまり本を読むことができなかったので、2021年はたくさん本を読む年にしたいです。
この記事が皆さんの読書のきっかけの一つになったら嬉しいです。
反穀物の人類史
卒業論文を書いていて参考になった本の1つです。
この本では私が常識だと思ってきた様々な通説に反論していきます。
- 定住と耕作がそのまま国家形成に繋がるわけではない
- 農業は健康や栄養にいい影響を与えたと考えられていてが、当初は逆だった
- 農業を始めることで集住し、伝染病に悩まされていた
- など
自分の薬をつくる
「日課を作る」「パステル絵を描く」といったことのきっかけになった本です。
自分だけの悩みだと思っていたことが、他の人にも共通していたり、
深刻な悩みだと思っていたものが、実は他人から見るとそうでもなかったり、
読み終わった後に不思議な安堵を感じます。
「違うこと」をしないこと
自分が「これがいい!」と思っていたのに、他の人の意見を聞いているうちになんだか別のものがいい気がしてきた。
そんな経験はありませんか。
他人のおすすめを使ってみたら、なんだかしっくりこない。
だんだんと使わなくなる。
その選択はきっと自分にとって「違うこと」だったと思うのです。
自分にとって「違うこと」をしないこと、
これを意識してから気が楽になりました。
人はなぜ「自由」から逃走するのか
読了していないのですが、前半だけで非常に引き込まれた本です。
自分の人生に重ね合わせて、なぜこうなってしまったのか悶々としています。
奇跡の経済教室
コロナウイルスの影響を受けて、ベーシックインカムに興味を持ち始めました。そこで最初に読んだ本です。
MMT(Modern Money Theory)という、あまり聴き慣れない言葉について書かれています。
日本で現在行われている経済政策がもしかしたら誤っているのかもしれない、と考えはじめた本です。
全体主義の起源
こちらも卒論関係の本。
ナチスドイツがどうして誕生したのかについて考察したハンナアーレントさんの名著です。
なみだふるはな
この本をきっかけに石牟礼道子さんの言葉に惹かれるようにりました。今年の11月ごろです。
周りの人から何度も石牟礼さんの本を勧められてきましたが、今年やっと読むことができました。
苦海・浄土・日本
2019年の年末は長崎県で過ごし、隠れキリシタン関連の場所を訪れていました。
何がきっかけだったのか覚えていませんが、その土地にいると切実に迫ってくるものがありました。
この本は天草島原一揆と石牟礼さんの携わった活動をつなげて書いている本です。
自分が天草に興味を持っていて、石牟礼さんの文学に出会ったちょうどそのときにこの本に出会ったので、運命的なものを感じずにはいられませんでした。
史上最悪のインフルエンザ
新型コロナウイルス感染拡大を期に購入した本です。
今まで知らなかったのですが、第一次世界大戦中の戦死者の方よりも、スペイン風邪の死者のかたが多かったとか。
またスペイン風邪が猛威を奮っているとわかっていながらも、パレードが行われ道が埋め尽くされたという話があり、
今も変わらないなと思いました。
いつでも死ねる
死について考えるようになったこの頃。
自分がいつかは死ぬ存在だと意識するようになったのも今年です。
まとめ:【おすすめ】2020年に読んで印象に残った本たち
以上が2020年に印象に残った本でした。
卒業論文と新型コロナウイルスの影響が色濃く出ていたと思います。
もし気になるテーマがあったよという方はぜひ手にとってみてください。