こんにちは、しんいちです。
先日『エッセンシャル思考』と言う本を読みました。「エッセンシャル思考」とは本質的なことに注目することの大切さと、本質的なことに注目しない場合にどのような悪影響が出るかについて書いた本です。
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皆さんの中には毎日やることが多すぎて、忙しいという人がいるのではないでしょうか。毎日忙しくしているのに、成果が出ることがない。何か成果を出したければ本質的な一つのことだけに注目せよ、というのがこの本の主旨です。
「エッセンシャル思考」は下の図に集約されます。
色んな方向に拡散する矢印、これではなかなか大きな成果を出すことはできず、新宿もゆっくりです。一方、１つのことに集中すると、同じ力でも進む距離はより長くなります。一つのことに集中してリソースを投下すれば、その分他よりも早く成果が出るということです。
今回はエッセンシャル思考について筆者が説明している、三つの重要な要素についてまとめたいと思います。
１ 選択
２ ノイズ
３ トレードオフ
１ 選択
我々はなかなか自分の意思で選択するということができていない現状があります。例えば、昼間までに全部の仕事を終えたと思っていても、すぐに他の予定が入ってきてなかなか予定通りに進まないことがあります。基本的には断らないので、そのような状況になっている訳です。
なぜ私たちは選択する力を失ってしまうのでしょうか。それには二つの原因があると筆者は述べています。1つ目は何かトラウマがあり、何か努力してもどうせ無駄だと思ってしまうということです。具体例としては、高校の時に数学の授業があまりにも難しくて解けなくなってしまいそれ以来すごく苦手意識を持ってしまい、自分には数学の才能がないんだと思って努力することをやめてしまうことです。
もうひとつ、優秀な人ほど無気力になってしまうというのもあります。優秀な人は最初に優秀なため多くの仕事をサクサクとこなしていき、成果も出していきます。そうすると会社の中であの人だったら大丈夫だ、ということでいろいろな仕事が回ってくるようになります。
最初は一個少しの仕事しかなかったのでそれに全リソースを投下することができましたが、仕事が増えれば増えるほど力が分散していき、最終的に彼は仕事ができなくなってしまう。そしてなまじ最初に成果を出しているばかりに仕事が増えると自分が何もできないというような感覚に陥り、学習性無力感を感じてしまいます。つまり自分の意思で選択すること社会の中で奪われてしまうことは多々ある訳です。自分が失ってきてしまった、選択するということを改めて選択し直す。自分が選択するということ自分の力で選ぶということが最も大事なことの一つとなってきます。
２ ノイズ
世の中の大体のものはノイズ、つまりは無駄な雑音であるお筆者は言います。
自分にとって非本質的なものが多すぎると言う話ですね。特に今はインターネット時代でSNSにおいては特に顕著になっているでしょう。
例えばTwitterの中にどれだけ大事な情報があるでしょうか。友達が遊んでいたり、芸能人のニュースを見ても自分に関係があるとは到底思えません。
自分にとって関係ないことを、つまりノイズを僕らは無条件で享受しすぎています。人間には意志力というものがあり、自分で決定できることには限度があります。その数限られたリソースをどうでもいいことに使ってしまうのはあまりにも無益なことです。
80対20の法則というものがあります。結果の80%は行動の20%に起因しているという考えかたです。自分にとって本当に重要なことは20%しかないので、そこに集中すれば80%の結果が出ると。そんなに多くのことをやるというよりも、大事な少しの事やるのが大事という話になってきます。
３ トレードオフ
トレードオフというのは何かを得るには何かを捨てなければならないという意味です。例えば、友達に映画を見に行こう誘われて承諾したとします。後日、同じ時間帯、おなじ日に友達にご飯誘われました。
それもまぁ時間はちょっとずらせば大丈夫だろうと承諾してしまいます。そうすると、実際には二箇所に同時に出現しなければなりません。そんなのは無理ですよね。欲張りなわけです。両方できると思ってしまう。
何かを得るということは何かが得られない、ということを念頭に入れて行動しなければなりません。
以上をまとめると
１ 何か選択するということを自分で選択し直すこと
２ 多くのものはノイズであるということ
３ トレードオフ、何かを得るなら何か他のものを得られない
以上の三つの原則がエッセンシャル思考の基盤となってくるものです。
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