日々のこと

朝は非効率でいい「朝の余白で人生を変える」 池田千恵

朝早起きするといい、というふうに聞きます。

しかし実際に早起きして何をすると良いのでしょうか?

今まで私は朝の時間をいかにうまく使うかについて考えていました。

朝早起きして運動をすると仕事が進む、お気に入りのフレーズを口に出すといいなどさまざまな方法論があふれています。

しかし朝に何をすれば1日を効率的に使えるようになるのか。

どうもしっくりくるものがありませんでした。

今回の本は朝早起きして何をしたいのか悩んでいた時に見つけた本です。

実際に実践もしてみてすごくいい本だなと思いました。

ノウハウではなくて、考え方の部分に特に共感したのでそこについて引用しつつみていきます。

まず最初に「効率的に」すごすよりも「無駄」とされていることこそが人間にとって重要なのでは、と筆者は言います。

私たちはふだん「あれもこれも」を追求し、なんでも効率化することに夢中です。しかし、効率的にてきぱきと情報を摂取しているようにみえて、振り返ってみると何も覚えていなかったり、いつのまにか、「手段」と「目的」をはきちがえて、間違った方向に進んでいたり─ということも往々にしてあるのではないでしょうか。

人工知能(AI)の発達により、 20 年後には労働人口の 49%がロボットに代替されるともいわれています。明確な目的をもってものごとを処理する能力は、私たち人間よりも、はるかにAIのほうがいい仕事をしてくれそうです。そんな時代に、人間がもっているものとは何か。 それは、一見無駄だと思うことから価値を見いだす力なのではないでしょうか。

先程いかに朝の時間を過ごせば、1日がうまく回るか、ということを考えていた、と書きました。

しかし、筆者は朝を効率的にする必要がないと言います。

「朝、イコール効率的」ではない。朝こそぼーっとしよう

でも私は、べつに朝を効率的にすごすべきだとは考えていません。早起きすれば、時間がたっぷりあります。 あえて非効率だと思うようなことを考える余裕をもつことができますし、いままで「まあいいか」と流していたようなことや、ちょっと心がざわざわするような、気にかかっていたような出来事も、腰をすえてじっくりと考えることができます。だから私は朝の時間が好きなのです。

忙しくて考える余裕がなくなって、朝急いで出勤して、朝起きたら今日の仕事で悩むようなのは余裕がない状態です。

効率的にする必要はなく、むしろ朝は心身をリラックスさせて「調律」させる時間にするといいそうです。

忙しい1日を送っていながらも、ふと振り返ると、じつはたいしたことをしていないような気がして落ち込む。─あなたがもし、そんな毎日をすごしているなら、毎朝、頭のメモリを整理して余白をつくることをおすすめします。

頭がモヤモヤして、ものごとが前に進まない理由はただ1つ。覚えておかなければいけないことが多すぎるから。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、と思い出しては忘れ、忘れては思い出しの繰り返し。たまたま思い出したことを進めていても、ついあっちにそれたり、こっちにそれたり。そのうち、自分がやろうと決めていた大きな目的を忘れてしまったり、やりかけの仕事が山のように残っていたり

「ゆでガエル」になるな

「ゆでガエル現象」という言葉を知っていますか? ゆるやかに温度があがる水のなかにカエルを入れると、温度の変化に気づかないうちにゆであがって、死んでしまう─という、ものの例えなどで使われる表現です。 人や組織もゆっくりした環境の変化には気がつきにくく、気づいたら致命的な状況にいたって、逃げられなくなっていた、そんなときこそ、まさに使われる隠喩でしょ

茹でガエルにならないように、常に「余白」を持ちたいものですね。

1日のはじめにやりたかったことをもってくる

今朝はこの本に書いてあることを一つ実践してみました。

それは朝の読書です。

私の朝の習慣の1つは、「早朝読書」です。オープンしたてのカフェで、始業前にゆっくり本を読むのは至福の時間です。勉強をしている方は参考書を読むことが多いかもしれませんが、ときには息抜きとして、まったく関係のない本を読んでみてもいいかもしれませんね。 朝読書をするメリットは2つあります。   1 外部に中断されないから、集中できる。 2 本で得た知識を、ブランクなしにすぐ実践する。

今朝は起き抜けにコーヒーを入れて、ベランダでこの本を読みました。

最近本を読めていなくて悩んでいたのですが、朝のうちにじっくりと読めばいいのだと気づきとても気持ちが楽になりました。

朝から仕事をして夜に本を読もうと思っても、色々と雑事が入ってなかなか夜に読書することができていませんでした。しかし、少し早起きして始業までに自分のやりたいことの時間をとるようにすれば必ず達成できます。

自分の人生で優先したいことを朝一番にもってくる。リラックスタイムを朝一番に持ってくると1日のたっせいかんがちがいます。

ぜひみなさんも試してみてください。