こんにちは。しんいちです。
国公立大学の千葉大学が留学の義務化を発表しました。https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S14116734.html
主な内容は以下の通りです。
- 国公立大初の留学義務化
- 一部の私立大ではすでに義務化が開始
- 学部生の学費を年間11万円アップ
- TOEFLのスコアが低いと進級できない
このニュースを見た時に「義務化」ということに少し引っかかりを感じました。
例えば、留学をするには費用がかかります。私はリトアニアという物価の安い国にいました。月に5万円ほどあれば生活をすることができます。しかし、例えば物価の高いオーストラリアのような国では、学生と言えども家賃だけで10万円ほどかかります。
日本でもらえる奨学金が7万円前後だとしても、家賃の少しと生活費は全て自分でまかなわなくてはいけません。現地でアルバイトをしなければ留学生活を楽しむことができません。
記事の中である程度の奨学金を出すとも書いてありますが、パスポート、持っていく服などの準備にかかる費用、などなど安いものではありません。
4年間で44万円の学費が増えて、なおかつ留学の義務も発生するとなると負担な大きくなってしまいます。
国公立大は学費の負担等が少ないことから入学を希望する人もいるはずです。
また費用面だけではなく、自分が感じるのはいい面ばかりが語られる留学には、悪い面もあるということです。
例えばスペインやイタリアに行けば泥棒に合いそうなこともあります。フランスでは夜中に男の人3人に囲まれたこともありました。ウクライナに行った時は、いきなり中指を立てられたり、唾を吐きかけられたこともあります。
泥棒がいたり、詐欺や、差別があるということも確かです。
しかし、これを含めて留学体験と言うとができます。
悪い面を書きましたが、留学にも良い面がたくさんあります。異文化を知ることができたり、英語力がしっかりとアップしたり、コミュニケーション能力が上がったりします。
いい面も悪い面もあるからこそ、自分で選択する自由があるほうが良いかと思います。
実は意欲のある学生が高い費用を払うのに苦労していたりしているのも事実です。
なので「義務化」ではなく、諸外国で学びたいと言う学生の意欲を高め、そういう学生がいたらしっかりとサポートする。
そのような仕組みの方がいま求められているのではないでしょうか。


















