日々のこと

英語を翻訳する方法:二人の自分を持てば上手く書けます

こんにちは。しんいちです。

最近は暑い日が続きますね。

東京でも35度を超える日が増えてきました。

ここまで暑くてジメジメしていると体調を崩してしまう人もいるのではないでしょうか。

今日はまったく頭の働かない日でした。

英語の文章を読むのにも、頭に入ってこない。

音としては入ってくるのです。発音もできている。でも、意味がわからない。

簡単な文章なのに単語単語が、もしかしたらアルファベット一つ一つがバラバラに遊離してしまっているような感覚です。

ここまで作業ができないとなると、逆に自分はいつもどのように翻訳しているのかが気になりました。なので今回は自分の翻訳する流れについて見直してみようと思います。

一応ブロックチェーン関連の翻訳のお仕事をさせていただいているので、もしかしたら翻訳に興味のある方に参考になるかもしれません。

いきなりですが翻訳するときには「二人の私」がいると自覚しています。そのことについてまずは考えてみようと思います。

二人の私

自分が翻訳する時に重要視しているのは「二人の自分」を持つことです。

①英語を日本語にする翻訳者としての私

②日本語の文章の読者としての私

以上の二人を使い分けているように感じます。

もう少し詳しく見ていきましょう。

①英語を日本語にする翻訳者としての私

まずが英語で文章を通読して大まかな意味を把握します。

主張は何なのか、文章で重要なことはなにか、要素は、などです。もちろんこの段階で何を言っているのかわからない部分もありますがそこは飛ばしてしまいます。

これは後述しますが、最近ではGoogle翻訳の精度が向上しているので、グーグル様に助けてもらっている部分も多いです。

なので今では、大まかな翻訳者はGoogle翻訳氏、より丁寧な翻訳は私といった感じでしょうか。

しかし英語を日本語に直すだけでは良い翻訳とは言えないと思います。(以前の私はこれで、直訳すればいい、と考えていました)

そこで大事になってくるのが二人目の自分です。

②日本語の文章の読者としての私

人間は面白いもので、他人が書いた文章を読むときは「コレ読みにくいなあ」なんて批判的に読むのに、自分が書くときはめちゃくちゃ読みにくい文章でも自分は理解しているので気づかなかったりします。(私のブログもそういうところあります)。

自分は文章の背景にある事象を理解しているので、つたない文章でもわかります。しかし、読者はあなたではないので、わからない部分がたくさんあります。

そこで大事なのは「日本語の文章の読者としての私」です。

英語の文章は直訳では回りくど言い回しになっていたり、何となく分かるけれど分かりづらい日本語などがたくさん残っています。

それらを二人目の自分にとって読みやすいように書き換えて上げる必要があります。

この二人目の自分に③〜④回読んでもらって、それではじめていい感じの文章ができます。

ちなみに少し余談になるのですが、「②日本語の文章の読者としての私」を発見する前に悩んでいたことがありました。それは翻訳してうまい日本語にしているつもりでも、読みにくいと何度も指摘されていたことです。

ある人に相談した時に「自分でわからないところをごまかさないこと」が大事だと教えていただき意識が変化しました。

英語の翻訳をしている時に、自分が理解できなくても直訳すればこうだからOKとおもってそのままにしていたことが多々あったからです。翻訳というのはただ訳せばいいだけでなく、自分が一番理解して、その上で読んだことのない人にも伝えるという工夫をしなくてはいけないのです。

最後に自分が翻訳する時の、手順を紹介します。

翻訳をする機会があれば、その参考になれば幸いです。

  1. グーグル翻訳にかける
  2. 日本語を調整する(この時点で意味不明な箇所多数)
  3. 不明箇所をリサーチ(意味面でも知識面でも)
  4. 日本語を読みやすくするx3〜4回