TRAVELING LIFE

2019年11月22日:チェンマイ最終日

今日でチェンマイ最終日だ。いまはチェンマイの旧市街の中で特に有名なカフェに来ている。

チェンマイに来てから3週間ほど。もう朝夕は冷え込むようになった。それでも20度前後だけど。Tシャツと短パンで生活している。

日本はもう10度に満たない時もあるということだから、帰ったら気温差に耐えられるか心配だ。

この街は本当に居心地がよかった。この1ヶ月でバンコク、プーケット島、ホーチミン、ダナン、ホイアンと回ってきたけれど、1番落ち着く。

何がこんなに落ち着くのだろうか。

別に日本に似ているからという訳では無い。確かに日本料理を食べれる場所もあるし、マツモトキヨシもある。でもそれが理由ではない。街そのものが落ち着く。

タイの中で比べてみよう。

バンコクよりもこの街が落ち着くのは、車が多くなくて、バイクも自分勝手に車を無視して走っていない。クラクションの音も聞こえない。バンコクはクラクションの嵐だった。

あと客引きの声がほとんど無いのもいいところだ。バンコクでは道を歩いていると大きな音でクラクションを鳴らされて、タクシー!っと叫ばれる。
小心者のわたしはその大きな声でドキッとする。しばらくはドキドキしたままで、こちらに来て2ヶ月になるというのに、まだ慣れない。

街が静かなのは、特に早朝に感じる。

チェンマイは朝夕は涼しいから網戸だけにして、外の空気を感じながら寝る。朝起きる時、前の建物越しに黒い空がだんだんと群青になり、オレンジに染まる頃に目が覚める。

まだ鳥しか鳴いておらず、車の音も生活音も何も聞こえない。静寂の時間がある。それがとても心地いい。東京にいると高速道路を走る車の音が、朝の時間に割り込んでくる。

東京みたいにあくせくした感じがないのも好きだ。バンコクも慌ただしいし、ホーチミンも慌ただしかったけれど、ここは慌ただしくない。

みんなゆるく生きている感じがする。

よかったのはお世話になったホテルの管理人のおじいさんたちだ。
ホテルの1階でテレビを流しながら、新聞を読んだり、他のおじいさんと話したり。

昼間には椅子を並べて寝てる時もある。猫もその近くで丸まって寝てたりする。

ご飯が美味しいのも、この街が好きな理由だ。どこで食べてもハズレは基本ない。どれも美味しい。

しかも安いから、一日の満足度が高い。500円あれば美味しいビールとチャーハンと空芯菜炒めが食べれる。


静かな街の中で、オープンな空間で食べるご飯がこんなに美味しいなんて知らなかった。

いつも外と隔絶した場所でご飯を食べてたからそう感じるのだろう。居酒屋か、レストランとか。どこも仕切られた空間だ。風が吹き抜けたりすることは、東京では少ない。

スーツの人は一人もいない。暑いからか。みんな、Tシャツに短パン。
服装がゆるいと、人もゆるくなるのかな。もしくは人が緩いから服装もゆるいのか。

いっそ東京の人は夏、Tシャツに短パンで仕事してみたらどうだろう。意外とギスギスした感じが少しましになるんじゃないかななんて思う。

あ、スーツがダメなんて言ってるわけではない。むしろスーツ大好きです。あのかっちりとしたスタイルを着こなせたらいいなぁ、なんて海外版の「SUIT」ってドラマみながら思ってます。

シャツとかアイロンのピシッとしたのが好きだったのだけど、こちらに来ると必然的にかっちりした服を維持するのが難しくなってくる。
ホテルのクリーニングに出した白いTシャツは全て青く染って帰ってきた。しかもまだらに。

アイロンがけのサービスがなくて、いつもシワシワで帰ってくる。
白いTシャツがすきだったけど、こちらでは黒いTシャツばかり来ている。クリーニングだしても汚れないし。

もしタイでも自分のスタイルを貫きたいなら、自分の洗濯機と自分のアイロンは最低限必要だと思う。今回はなかったから、順応するしかなかった。

東京にかえったら、今度はどんな服装になるのだろうか。

あと、この街では犬や猫がくつろいでるのがすきだ。
どこかの飼い犬か猫なんだろうけど、みんなリードがついてなくて。
文房具屋さんの中とか、ホテルのロビーとか。色んなところで寝ている犬猫にであった。


彼らが安心して寝れる街っていうのは、いい街のひとつの条件なんじゃないかな、なんて思った。

彼らが安心してるなら、僕らも安心できる。

明日、朝の電車でチェンマイを離れる。もう離れるのがとても名残惜しい。
またここにしばらく住みたいと本気で考えてしまう。たぶんまた来るだろう。
その時はまた、お世話になります。