TRAVELING LIFE

旅をすると知的好奇心が刺激される :長崎の大浦天主堂からキリスト教史へ

今日 長崎で大浦天主堂へ

同地では迫害されたキリシタンの物語がある 。
今では考えられないが、 日本は一時期キリスト教を禁止していた。 そのため多くのキリスト教が弾圧されていた。

大浦天主堂の近くでは26人のキリスト教徒が処刑されて、歴史に名を残している。

そして今まで知らなかったことがたくさん現れてきた。

まず、キリスト教の迫害がそこまで徹底したものだとは思っていなかった。
例えば、高校の歴史で「踏み絵」(キリスト教関連の大事なものを踏ませて、踏めなければ信者として処分するもの)の存在はしっていたが、キリスト教を信じるのをやめるまで熱湯を浴びせるなどの拷問をしているとは知らなかった。 12歳など年端もゆかぬこどもも処刑されたのを知った。

それから長崎市内よりも北の方にある「外海(そとめ)の出津集落」と「外海(そとめ)の大野集落」へと行ってきた。どちらもキリスト教が禁止されいた時期に、キリスト教信者がひそかにキリスト教の信仰を続けていた場所らしい。

そして200年以上の禁止の時を経て、解禁された後にド・ロ神父という人が「外海(そとめ)の出津集落」と「外海(そとめ)の大野集落」に教会を建てた。  

そこでまた興味深いのはド・ロ神父は建築に造詣が深かったようで、建築設計を行い教会を建てたこと。そして、出津集落の土地の特性である海と川からの強い風に対応して、屋根の低い教会を作ったこと。 また、長崎の温石という特産の石を利用した壁「ド・ロ壁」という手法で作られているらしい。

迫害の時代から、キリスト教が公に認められた時代まで。 詳しいことはまだわからないが、日本にはそういう歴史があることを学んだ。

そして「外海(そとめ)の大野集落」の近くに遠藤周作文学館があった。

この文学館がある場所は有名な小説で映画化もした「沈黙」の舞台にもなっている。
彼の小説だと「海と毒薬」が有名だろうか。


恥ずかしながら彼がキリスト教とゆかりがあるとは全く知らなかった。 むしろ彼は一生を通じてキリスト教との関わりを書いてきたというのに。

そして記念館には静かに思索する場所が作られていて、それがとても素敵な場所だった。

長崎と言うと「長崎ちゃんぽん」とか「カステラ」とか、もしくは原爆のことしか知らなかったが、「キリスト教」という側面から見たときに非常に興味深いものだ。

そしてそれはどの場所に観光にいっても言えることだと思うけれど、やはりその土地のなにか特徴的なできごとに触れて造詣を深めていくというのが、いい旅の楽しみ方の一つではないかと思う。

遠藤周作文学館で、さっそく一冊本を入手した。