昨日は図書館で何冊でも本を読める素晴らしさや、図書館で集中できることなどについて書いた。特に感動したのは、本を買わなくてもあれだけの本にアクセスできるという素晴らしさである。
本が好きだな、と再確認した矢先にちょっとびっくりするニュースが流れてきた。
共同通信社が出した「20代以上半数が本1冊も読まず 紙の書籍離れ進む、全国調査」というニュースだ。
1ヶ月に本を1冊も読まない人の割合が全年代で50%近くに及んでいると言う。
2013年は30%ちかくだったらしく、実に20%ほど本を読まない人が増加したことになる。総務省統計局によれば、令和元年12月1日時点で日本の人口は1億2615万人とされている。(参照元:https://www.stat.go.jp/data/jinsui/new.html )
となると、6000万人ほどの人が、1ヶ月に1冊も本を読んでいないことになる。
背景の一つとして動画サービスやゲームの普及があると思う。
私が子供の頃には動画はビデオをTSUTAYAにDVDを借りに行く必要があったが、今やnetflixやアマゾンプライムで手軽にスマホで見ることが出来る。ゲームもゲーム機とカセットを買わなくては行けなかったけれど、今はスマホ1台でゲームできる。しかも無料でだ。
読書する人が減るのも仕方ない気がする。
それでも、読書は私にとって大事なものだ。
知らなかったことを知ることが出来るし、ネット上の断片的なものでなくて1冊の本にちゃんとまとまっていて信頼できる。
科学的にもメリットがないかなと思って調べてみると、ストレスをへらす効果があるとわかった。
Reading ‘can help reduce stress’
上記の記事によると、サセックス大学は本を6分でもよむことでストレスを68%ほど減らすことが出来るという結果を発表した。
音楽を聴くとストレスレベルが61%低下し、コーヒーを1杯飲むと54%低下し、散歩をすると42%低下しており、ビデオゲームをプレイすると21%低下したと言う。
その上で、「本に没頭することが究極のリラクゼーションです。」とまとめている。
条件は本に没頭すればどんな本でもいいということだ。
ゲームにつかっている時間を読書にあてたら実に3倍のストレスを減らす効果があることになる。
それだけでも本を読むという行為にメリットは有るのではないのだろうか。
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