もう2019年の終わりが近づいている。
1年間の振り返りをしようと思って、今年書いたノートを見てみることにした。
総冊数7冊。
2月に1冊程度なので、結構自分なりに書いたな、と思う。
ノートは大学を卒業してからとらない、という人も多いかもしれない。しかし、個人的にはノートに書くことはたくさんのメリットがあると思う。
ノートを書くメリット
- 記憶が整理される
- 悩みに対処できる
一言で言えば、ノートは「心の整理整頓をしてくれる」。
WIREDというメディアの記事に以下のようなタイトルの記事があった。
紙にメモをしたほうが、メモを取らないグループよりも記憶力が低くなったというものだ。文末では
読者諸兄には、ぜひこのことをメモして欲しい(いや、実際にはメモにとらずに、単に覚えていて欲しい)。メモを取れば、あなたの記憶をむしばむ。あなたの脳を救うには、鉛筆を置き、メモ帳から離れよう。
https://wired.jp/2015/01/17/taking-notes-is-no-good/
と、まとめられている。
書くということは忘れるのに効果を発揮するらしい。外山滋比古さんも「知的生活習慣」の中で以下のように述べている。
いらぬことを忘れるために日記はある
その日のうちにやらなくてはいけないことをすべて覚えておくのは難しいので、ノートに書いて頭を空っぽにする。寝る前に其の日の嫌なことがぐるぐるするから、日記を書く。
そんなふうに、心の整理整頓をしてくれるのがノートの効用だ。
どうやって毎日ノートを書くのか
①モーニングページ
私は以前から「モーニングページ」というものを行っている。これは「ずっとやりたかったことを、やりなさい。」という本を読んだときに見つけた方法だ。
方法は簡単で毎朝3ページ分、ノートに手書きで思い浮かんだものを書くというものだ。最初はA4のノートを使っていたが、あまりにも3ページ書くのがしんどくて、だんだんと小さなノートになっていった。
この習慣は1年以上続いており、毎日3ページ書けなくても何かは書くようにしてきた。
②バレットジャーナル
こちらも割と最近有名になってきた方法だ。
Googleでバレットジャーナルと検索すればたくさんの方法が出てくる。これは、ざっくりいうと手帳を自作してしまおうというものだ。
自分は今までしっくりくる手帳がなくて、いつもノートに定規でカレンダーを自作していたが、其の延長線上にある。
毎日30分単位で時間の記録をとっていたので、読み返せばだいたい何をしていたかがわかる。
1年間ノートをとってよかったこと
1年間ノートをとってよかったこと。
それは、2つある。
1つは、あっという間に終わってしまった1年にも、色々な積み重ねをしてきたことに気づけたこと。
例えば、どんな映画を見たとか、誰に会ったとか。そういうことは意外と忘れられているものだ。でも、そういう些細なことを思い出して、「結構充実した1年だったじゃん」というふうに思える。
もう1つは、同じことで毎年悩んでいると気がつけることだ。
私はスマホに夢中になってしまうことが多いので、スマホとの付き合い方について考えているときがつい先日もあった。今日、自分の書いたノートを見直していたら、2019年の1月の時点で、スマホとの付き合い方について色々と書いていた。
2019年の12月も同じことをノートに書いていて、なんとも進歩しないなぁとおかしくなった。他にも悩み事や、やりたいのにやってないこととかがたくさん見つかった。
なんとなく書くのが好きだから、毎日いろんなことをノートに書いていた。それが、1年の終わりを前にして、読み返すことで色々な思いを巡らせることができた。
2020年もノートを書き続けていきたいと思う。