日々のこと

【オンラインで授業を受けてみて】1週間終えての感想

大学の授業を 受けていて感じたことの第二弾です。今回のメインは双方向性の授業ではなく、先生が録画したものを見てレポート提出するタイプの授業についてです。

まず前回は以下のような仮説を立てました。

【前回の仮説】動画を見ておけば良いタイプの授業の場合に考えられること

授業を受ける側として、録音された動画をみながら、コメントシートを書くというのは機能的にはいつもやっていることと変わりません。人数が多い授業では発言する機会は少なく、普段からコメントシートという形で授業最後に集められるからです。むしろ紙のコメントシートを集計するという手間がなくなったのでなないでしょうか。

→はい。授業を受けている側としては、今のところやっていることは変わらないと感じています。

また、録画されていればいつ見てもいいというのが気楽です。もちろん自分を管理できなければギリギリにまとめてみるみたいな夏休みの宿題パターンになるかもしれないですが、公園でスマホを使ってみたり、お風呂で見たりとか、楽しみ方は色々在るなと思いました。今まで本を読んだり、NHKの100分で名著で学んでいたことが、授業に置き換わるだけです。そういう意味では授業のオンライン化で受ける側としては自由度が上がるのではと思います。

→今のところこの通りです。時間が決まっていないことがこんなに気楽とは思いませんでした。よく考えたら待ち合わせももともと得意ではありませんでした。決まった時間に決まった場所にいるのにパワーを使います。

ここからは新たに感じたことです。

オンライン授業により能動的なインタラクティブが生まれるかもしれない

今回は双方向的な授業ではなく、先生が事前に録音した授業についてです。先ほども書いたことですが、授業の後にコメントシートを集めて、それを出席の証とする授業があります。

このコメントシートを書く時間は授業後数分間しか与えられす、いつも焦って書いていました。

今回オンライン授業になって、コメントシートの提出に時間の余裕が持てました。

授業を受けた後に感じたこと、考えたことを時間をかけて書くことができる。コメントシート提出の期限は1週間あるので、短い間でも熟成・発酵させることができます。

また今まではコメントシートがB6くらいの小さい紙だったのですが、オンラインになったことで文字数制限がなくなりました。

なので気になった授業に関して、今までよりもコメントシートの内容が充実し、先生にとってもフィードバックがあって、双方にメリットがあると思います。

オンライン授業は再生速度を変えられる/何度でも聞き直せる

先生に取っては嬉しくないことかもしれないけれど、再生速度を変えることができるのは受ける側としてありがたいと感じました。

自分は普段オーディオブックという本の内容を朗読してくれるサービスを使っています。詳しくはこちら↓

https://lithuanianote.com/entry/2020/02/02/122106

Audibleを使うときはいつも朗読を2倍速にして聞いてます。朗読をゆっくり楽しみたい場合だけではなく、本の内容を耳からインプットするだけなら早いほうがいい。2倍速で3回くらい聞くのがお勧めの方法です。早すぎると思うのも最初だけで、だんだんと慣れてくるものです。

授業でもこれと同じ容量で2倍速で聞くことができるようになりました。

もちろん速度に関しては個人差があると思うのですが、自分に合ったペースで授業を受けられるのもありがたいです。

また、わからなかったところを何度でも聞き直せるのも嬉しいです。

教室の持っていた閉鎖的空間性がなくなる

これは難しい問題なので書くか迷ったのですが、問題提起だけしておこうかと思います。

まず教室という空間は先生と少数の生徒のある程度閉鎖された空間です。そこで行われる少し過激な発言(特に政治的なもの)は、教室という空間だからこそ許されるところがあります。

授業をオンラインで行う場合、先生の発言が一言一句記録されています。

例えばその部分だけを録画して、Twitter等にアップした場合に炎上する、もしくは社会的制裁が行われる可能性があります。もちろん閉鎖的だからこそ起きていた問題もあると思いますが。

オンライン授業により、教室という閉鎖的空間が失われるということは、ある意味では大学における自由も制限される可能性があると思いました。

オンライン授業の1週間目が終わって感じたことを書いてみました。
また気になることがあれば追記していきます。