今日読んだ本
「お金が貯まる人は、なぜ部屋がきれいなのか 「自然に貯まる人」がやっている50の行動」
この本はタイトルから断捨離×お金の話かと思われがちだけれど、大部分は金融一般の話が書かれています。
部屋の片付けというワードに惹かれて買った私もついついお金のことについて勉強してしまうような本でした。
本を読んでいて個人的に気になった点についてまとめていこうと思います。
貯金のない人の部屋は散らかっている
これまでの筆者の経験から、お金に困っている人の多くは部屋が汚いということ。また一見綺麗に見えても、領主書の場所を聞いてもわからない家庭なども整理整頓できていない家庭だと言います。
部屋が汚いということはものの整理整頓ができていません。そういう人はお金の管理もしっかりとできていないもの。
気がつかないままに支払いをしていたサブスクがあった、なんてこともありえます。
またものが多いと捨てるかどうかの判断だけでなく、使うタイミングなどモノに付随する思考が生まれてしまいます。
心に雑念が多ければ多いほど、浪費しがちになってしまうようです。
部屋が綺麗になるとお金の無駄遣いが減る?
では逆に部屋が綺麗な人は、なぜお金が貯まるのか。筆者は下記のような流れがあるといいます。
- 片付けをする
- 適正量がわかるようになる
- 欲しいと必要の区別がつくようになる
- 無駄遣いが減るようになる
僕が簡略化していますが、概ねこのような流れです。
確かに気がつかないうちにものは適正量をこえてふえてしまうもの。
物販で買った好きな漫画のtシャツなどはいつの間にか増えていて,そのくせあまり着ることはありません。
普通に3枚くらいTシャツがあればことたりますよね。
「欲しい」と「必要」は「Want」と「Needs」という言い方もされます。この区別がつくようになるというのは大きな変化です。
自分はこれまで漠然と家計簿をつけていましたが,「欲しい」と「必要」の区別をして、生活から無駄をなくしていきたいと考えています。
片付け:2つの基本ルール
部屋を綺麗にしなさいと言ってもなかなか整理できないもの。そこで大事なのが2つのルールです。とりあえずこれだけ守っていれば、少しづつ改善していくでしょう。
①ものを増やさない
驚くほどシンプルというか、もはや言われなくてもわかるわい、という感じですがものを増やさないことが重要です。
頭ではなんとなくわかっていても、いつの間にか気になったものを衝動買いしてしまいます。僕の場合はかっこいいボールペンとかあると買い足してしまう。
日々の生活で増えてしまうものの「入口」をまずは狭くするのが大事です。
②量、数を決める
次に大事なのは買うにしても総量を決めておくこと。例えば先ほどの例ではTシャツは3枚までと決めておけばそれ以上ふやすことはありません。
僕は旅行が多いので、
- Tシャツ3枚
- ボトム2枚
これだけは常に維持するようにしています。
いつの間にか服が増えてしまう問題に対処するには総量を決めておくのが有効ですね。
ボールペンの例も同様です。黒ボールペンは1本。なくなったら次を買う。徹底できればものが無闇に増えることはないでしょう。
「最低限のもので暮らして、どうしても必要になった時にだけ買う」ことが大事ですね。
余談:樹木希林さんの言葉
樹木希林さんはものを持たない主義だったようで、無料でもらえるボールペンをも貰わないようにしていたと書いてあります。
「モノがあるとモノに追いかけられます。持たなければどれほど頭がスッキリするか」という言葉が引用されており、とても心に残りました。
最近の僕の関心は「脳をクリアにすること」だったので、ものを保有していることも脳のリソースを食っているんだなと感じたという余談です。
まとめ
- 部屋が汚い人はお金がたまらない
- 部屋が綺麗だと余計な出費が増えずお金が溜まりやすい
- 普段からものを増やさないように意識して改善
- ものを持たなければ頭がスッキリする
部屋が汚い人はお金もたまらないということなので、まずは部屋を綺麗にして整理整頓したいと思っています。
あとは家計簿の見直しとして勘定項目だけでなく、欲しいだけだったのか、必要なものだったのかは適宜見直していきたいと考えています。
みなさんもぜひ家計の管理の前に、一度部屋の片付けをしてみてください。新たな発見があるかもしれませんし、お金も貯まるようになれば一石二鳥ですね。