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仕事の開始時間が10時より前だと身体的には拷問に近いらしい:睡眠不足の悪影響とフレックスタイム制

こんにちは。しんいちです。

先日、以下のようなニュースを目にしました。

午前10時前の就業開始は拷問に等しく、従業員を病気にする(英研究)

この記事の内容は以下のとおりです。

午前10時前の就業を強制することは拷問に等しい

結論:成人の身体のリズムは、一般的な9~17時という就業時間と一致しない。そのため、パフォーマンス、気分、精神衛生に悪影響を与える。

詳細:

実験によれば平均年齢10歳の子供たちは午前8時30分前には授業にきちんと集中できないという。そして16歳の学生なら午前10時、大学生なら午前11時に授業を開始すると、最高のパフォーマンスを発揮できることが判明した。

実験を行ったケリー博士によれば、始業時刻を遅くするだけで成績を10%向上させることができるという。

このように始業時刻と成績、パフォーマンスに影響がでる理由として、睡眠時間が挙げられる。寝不足の日に全く仕事に集中できないという経験も皆さんお持ちだろう。

そこで始業時間を遅くすれば、睡眠時間が長くなり、成績は本当に上がるのだろうか?

アメリカの高校で実験が行われた。

始業時間を遅らせたらら睡眠が改善し、成績に好影響を与えるのか

https://news.biglobe.ne.jp/trend/1216/kpa_181216_4973781716.html

結論:アメリカ・ワシントン州シアトルの高校2校で、始業時間をほぼ1時間遅らせたところ、生徒の睡眠時間が30分ほど長くなり、成績も向上した。

詳細:

2017年、シアトルの学区では高校2校の始業時間を2週間だけ55分遅らせて(7時50分 → 8時45分)、学生の睡眠時間にどのような変化があるのか確かめてみる実験が行われた。

その結果、確かに睡眠時間に改善が見られ、2016年比で平均睡眠時間が34分長くなり、これによって成績が平均4.5パーセント向上した。

つまり、始業時間が早いことで、睡眠時間が短くなり、パフォーマンスが低下するという。では日本の現状はどうだろうか?

日本の始業時間と睡眠時間

ケリー氏は記事の中で理想的な始業時間は10時としているが、統計によると通勤時間の平均は8:31~9:00 が最も多くなっている。これではやはり9時始業の企業が大部分を占めていることになるだろう。

http://www.mlit.go.jp/common/001001540.pdf

また睡眠時間については日本人の睡眠時間が短いことがわかっている。18カ国の中で、日本の平均睡眠時間は下から二番目と、かなり低い水準にあることが分かる。

平均睡眠時間は7時間43分だそうだ。(個人的には思ったよりもみんな寝てた、、、)

https://suiminkaigi.jp/library/insomnia-country

人により何時に起きるのがいい、などの違いがあるのは確かだろう。

少なくとも始業時刻と睡眠、パフォーマンスに関係があるならば、日本の企業もフレックスタイム制のようなものを取り入れるべきだと思う。

フレックスタイム制とはスウェーデンなどで導入が始まっている、働く時間を自由に選べる制度だ。自由に選べると言っても週に40時間はたらくならばどの時間でもいいというものだ。朝7時に出社して、そこから八時間働いて早めに帰ってもいいし、4日間10時間づつ働いて週休3日にしても良い。

そういう自由さを許容することで個人にあった働き方をできるようになり、それにより生産性が上がれば会社にとっても良いはずだ。

日本の企業は始業時間は固定で、就業時間だけフレックスタイム制なのはいかがなものだろうか。