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【タイ発のホラー映画】「呪いのキス 哀しき少女の恋」【ネタバレ】

現在タイにいます。それに伴って、タイに妖怪っているのかな〜、と思って調べたら「ガスー」という妖怪がいました。

この妖怪は、女の人の首と内臓だけが飛び回るというかなり不気味な妖怪です。それでいて、夜な夜な動物を食い殺すというのですからさらに怖いです。。。

この妖怪について調べているうちに、Netflixでこの「ガスー」をモチーフにしたタイのホラー映画があることがわかりました。

その名も「呪いのキス -哀しき少女の恋-」

Netflixより
Netflixより

2019年に公開されたタイ発のホラー映画です。

ホラー映画といいつつも、「哀しき少女の恋」とあるように、ラブロマンス要素強めです。

生首と内臓だけが浮いているヒロインと、普通の人間の男の人の恋。

普通のホラー映画は、怖い部分だけにフォーカスしがちです。物語が終わった後もただ恐怖感と嫌な感じだけが残ります。

終わってから心が揺さぶられるようなホラー映画はなかなかありません。強いて言うなら「悪魔のいけにえ」のラストくらいでしょうか。感動したのは。

基本的に後味悪く、グロさや気持ち悪さだけになりがちです。

しかしこの映画はラブロマンスがメインに置かれています。恋人とだけでなく、家族愛も描かれており、普通に泣けるシーンが多数です。

また、この映画のポイントなのは何度も言及される「バンコクで空襲」と言う言葉です。あまり深くは触れられていませんが、おそらく第二次世界大戦の最中だと思われます。

なぜ、この映画では第二次世界大戦の最中という状況を、舞台背景として選んだのでしょうか。

少なくとも物語の断片で、戦争に憧れを抱き銃を持つ少年や、人と人同士の憎しみ、殺し合いなどが描かれています。「ガスー」と言う妖怪を前にしたときの人の残酷さなども、戦争と重ねて描かれているのかもしれません。

なによりこの映画の切ないところは、怪物になってしまった少女との恋です。

異形のものとの恋の形は歴史を通じてたくさんあります。人ならざるものとするなら、雪女なども有名な例です。

一般的にラブロマンスは障害が多ければ多いほど盛り上がる傾向があります。生首と内臓だけの妖怪になってしまった少女と人間の恋というのは果たして幸せに成就するのでしょうか。